夏なので不思議体験の話を書く 虫の知らせ編
毎年お盆のころに思い出す話
私は、いわゆる霊感とか、お化けが見えるとか、そういったものは一切ないのですが、昔から妙に感が良くて、ラッキーだなと思うことが多々ありました。
今日は、お盆のころに思い出す、そんな話を書きます。
あれは、今日みたいなカラッと晴れた8月の頃だったと思います。
私は、会社で新規事業立ち上げのプロジェクトの責任者をしており、毎日仕事に精をだしていました。そのプロジェクトに、なぜか顧問のおじいちゃんも入っており、社長からは、なんか困ったことがあったら、顧問に相談するんだよ。と言われていました。
その人は、すごくいい人で、いつもニコニコしていました。
仕事うんぬんと言うよりも、なんかおじいちゃんに癒されるなと、顧問のことを思っていました。
顧問は、優しい人でした。
そのころ、私の会社では、まだ新規事業というものがなく、初めての事業であったため、四苦八苦していた私を、よく励ましていてくれました。
そんなある日、資格試験を受けた日の帰り道のことです。ちょうど夕方の4時くらいでした。
急に、お経が読みたい。。。
と、思ったのです。
自分は気でもふれたのか、と思ったのですが、もう読みたくて仕方がないのです。
そんなこと言っても、お経なんて読んだこともありません。どういう歌詞?なのかも知らないし、読む音程も分からないし、う~んどうしよう。と思っていたら、、、なんと。便利な世の中ですね。お経のアプリというのがあることに気が付きました。(いつ使うんだよ、こんなん。。。)
お経、、、お経、、、と急いで家に戻り、お経のアプリをダウンロードして部屋にお経を流すと、なぜかフ~っと。気持ちが落ち着きました。
そのまま、もう無性にお経を唱えたくて、そのアプリから流れるお経にあわせて、私も「南無妙法蓮華経・・・」とブツブツ唱えていました。
そこへ、ただいまー。と夫が帰ってきて
ちょ!こぇぇぇよ!!wお前、何やってんだよ!!w
夫は帰るなりソファーでお経を唱えている私を見て恐怖でずっこけていました。
「ちょっと!ちょっと!何やってんだよ。気持ち悪いだろ!?」と言われ
「あれ、ほんと、なんでこんなの聞きたかったんだろう…?」
と、私は我に返り、お経を読むのを辞めました。
次の日、ちょうど外回りをしており、職場には寄らず、カフェで仕事をしていました。
「昨日はなんで、あんなことしたんだろ…?疲れてたのかな…」
あれから無性にお経が読みたい気分がなくなり、もはやなんで、お経のアプリをダウンロードしたのか、分からないくらいでした。
そのとき、突然会社から電話がかかってきました。
「もしもし、ラッキーパンチさん、〇〇です。今ちょっといいですか?」
と、会社の人から電話が来ました。
「はい、大丈夫です、どうしました?」
やばい、何かトラブル対応だろうか、、、やだなぁと思いながら聞くと。
「あのね、新規事業を手伝ってくれてた顧問の〇〇さん、亡くなったんですよ。」
えっ・・・・!?
と、突然の訃報に言葉を失いました。
「それでね、会社のみんなで、香典をね、うんぬん・・・・。」
と、事務的な連絡を説明された後、最後に私はある質問をしました。
「すいません、ちなみになんですが、亡くなったのっていつだったんですか?」
と、聞くと
「あ、ごめんなさい、そうですよね。亡くなったのは、え~と。
あっ、そうそう。昨日の夕方4時ごろだそうですよ。」
「・・・。」
それは、ちょうど、私がお経が読みたくてたまらなくなり、お経を唱えていた時間と一致していました。
偶然って、、、すごいなぁ。と思った出来事を、あの日の夏みたいに真っ青な空を見ると思い出します。
(顧問さん、あのときはありがとうございました)
ちなみに、偶然ですごいと思ったコチラの話も良かったら読んで頂けると嬉しいです。
不思議な話、いろいろあるんで、また書いたら読んでくれるとうれしいです。
それでは、また☆彡
今週のお題「怖い話」