LuckyPunchの底力

妊娠を機に退職をしたことがある二児のワーママの育児ライフブログ

とある占いで体験した激レア体験

もう何年前だろうか、私はとある悩みを抱えていた。


それは、結婚後、夫と夜の営みが1日もない。という誰にも言えない悩みだった。

 

子供を望んでいた私は、夫と、このことについて話し合うとケンカになってしまい、話し合いが一向に進まなかった。
いつしか、私は、このことについて黙っていれば波風の立たない平和な夫婦生活がおくれることがわかってしまい、ずっと我慢をしてしまっていた。

 

しかし、3年も我慢をすると、苦しくて仕方なくなってしまった。
子供が産めるのもあと何年だろうか。という年齢になりそうだった。
誰かに話を聞いてもらいたい。しかしこんな話、誰にも恥ずかしくて話せない。

 

そんなとき、ふと思いついたのが、占いのオバちゃんにお金を払って聞いてもらえばいいじゃないか。
という案だった。

 

適当にネットで調べると、銀座のビル内に手ごろな占い師さんがいたので、早速訪問した。

そのビルに入ると占いブースが2つ。
手前のブースにいた占い師は、まさに人生の酸いも甘いも経験してそうなオバちゃん占い師だった。

 

やったぞ!この人になら恥ずかしくもなく何でも話せそうだ…
期待に胸を膨らませ並んでいた。

 

しかし、いくら待てども一向に自分の番が来ない。
オバちゃんからは、「悪いね、今日はもう無理だよ、隣のブースいってくれるかい?」
と、言われた。

そうであればしょうがないと、隣のブースの占い師さんに見てもらうことにした。

着席するなり私は固まってしまった。

 

その占い師は、イケメンの若いお兄さんだったのだ…

 

「占いたいことは何ですか?」さわやかな笑顔で、イケメン占い師に聞かれた私は

とっさにこんなことを聞いてしまった。


「え、えーっと…い、いつ結婚できますか…」

 

言えるわけがない。そんな、夜の夫婦生活がなくて死にそうなんです。なんて、このさわやかイケメンに言えるわけがない。

 

「わかりました。占いますね。」

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そういって、テーブルに広げたタロットカードを混ぜて机に並べ始めた。
タロットカードは全部で78枚はあるという、その中から10枚以上は選んでいたと思う。
占い師のお兄さんは、並べたカードを全てオープンした。
その瞬間衝撃的なことを言われた。

 

「すみません…これは、、、ごめんなさい。占えませんね。。。」

 

えっ!と声をあげて、お兄さんを見ると

 

「いや、これを見てください。カードが全部逆の位置だ。あなた嘘をついていませんか?

手元を見ると、開いたカードは絵柄が全部逆さまであった。


「あなたが本当に聞きたいことを聞かず嘘をついたから、カードが占いたくないと怒ってそっぽ向いてしまっています。」

 

そう言われて私は言葉を失ってしまった。

 

その横で、一人感動するイケメン占い師さん。

「うわー。でも僕、この現象、何年も占い師してますけど、初めて見ましたよ~。僕の師匠だって、この現象、占い人生の中で2回しか見たことないって言ってました。見れて嬉しいなぁ~。」

 

というわけで、私は鑑定せずに家路についた。
まるで、自分の運命は占いではなく自力で決めろと見えない何かに言われているようだった。


余談だが、この後私は、夫と離婚することを決意する。
今は、良い人と再婚ができ、子供もでき、幸せな日々を送っている。

 

今週のお題「怖い話」